7/27の朝日新聞の社説の縮約 (3/30)

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題名に入っている単語は主張に直接絡んでいると言えるだろう。そのため、「節目の年」や「徹底的な議論」は入れておく方が良いと思う。

修飾語はできるだけ省くようにしている。ただ、専門用語の説明になっているものは判断が難しい。

今回の場合は「イージス・アショア」がそれにあたる。

本文のように『陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」』としてしまうと長すぎる。ただ、「イージス・アショア」だけでは何のことだか正直分からない。

「最大の問題は専守防衛に反する兵器の導入」だと本文にある。

「イージス・アショア」の問題はその一例だと考えられるため、「当面の焦点~導入の是非を再考すべき」という箇所は省いてしまっても良いかもしれない。

こうすれば「イージス・アショア」の説明について悩む必要はなくなる。

社説の内容について少し考えてみる。

「新聞が数字を持ってきたら割合を、割合を持ってきたら数字を見ろ」というのは新聞を読むときの心構えの一つだ。

今日の社説では「防衛費が過去最大の5兆1911億円にのぼる」という、数字の記述がある。「過去最大」という煽り文句まである。

格言に従い、割合を確認しておく。

2017年度の軍事費の対GDP比は0.93%で、1%を超えてはいない。

また、ここ30年ほどは0.93~0.96%を推移しており、その割合は大きく変わっていないようだ。

一方中国はここ20年2%付近で変わりない。

ただ、中国はGDPが増えているため、割合が同じでも実際の数字は増えている。なんだか不安になってくる。

軍事費の拡張の是非については知識が少なく、特に意見を言うことはできない。

ただ、自民党も軍事費を増やしたいなら、反発が生じる1%の突破という方法ではなくGDPを増やす方向に進めばいいのに、と思ってしまった。

もっとも、GDPが増えたら軍事費も「過去最大」を更新してしまうのだけれど。

参考にしたサイト: www.garbagenews.net

語句の意味

大綱:ある事柄の根本となるもの。大づかみにとらえた内容。

看過:見逃すこと。

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