8/17の朝日新聞の社説の縮約(23/30)

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1   i P S
2
3
4   i P S だ。
5  
6
7   i P S 使
8
9 立っ
0
1  
2   E S 使
3 i P S
4
5   i P S 使
6
7
8  
9
0 い。

まず、第1段落は要約になっている。縮約は400字以下の要約の内容を400字で表現するものであるため、要約を入れると情報の重複が出てしまう。

そのため、第1段落は縮約には必要ない。

第2段落の冒頭「iPS細胞からつくった神経細胞を、パーキンソン病の患者の脳に移植する京都大の臨床試験が認められ、参加者の募集が始まった」はトピックそのものなので欠かせない。

ただ、「パーキンソン病」「脳に移植」「京都大」「参加者の募集」のそれぞれが必要かどうかを後の文章から判断することになる。

「iPS細胞」と、それを分化させた「神経細胞」は入れなければ話が始まらないだろう。

第2段落の最後「製薬会社と連携し、公的医療保険の適用を目指す」という情報も必要かは後の文章から判断する。

第3段落を見る。「パーキンソン病」に対して「心不全」、「脳に移植」に対して「心臓」、「京都大」に対して「大阪大」と、第2段落を意識した例が挙げられている。

大阪大の例を入れるならば京都大の情報も入れる必要がありそうだ。

第3段落の最後「iPS細胞の発見から約10年は異例の早さ」というのが心不全の例にもパーキンソン病の例にも当てはまる主張だろう。

トピックとしては京都大が中心なので、この主張のみ入れることにして大阪大の例は省略することにする。

また、第3段落で、「参加者の募集」については述べられていない。そのため、この情報は重要ではないと考える。

第4段落は「異例の早さ」への喜びである。短くして入れておく。また、「実用化」と「公的医療保険の適用」はあまり意味が遠くないと思われる。

ここで「実用化」とは、臨床で用いられることだと考えられる。

臨床で用いられる技術には、公的医療保険が適用されるものとされないものに分けられる。

医療保険が適用されるには、その技術が広く用いられ、実績を積むことが必要になる。

そのため、大抵の治療技術は「保険適用外で実用化」→「保険適用」という過程をたどると考えられる。

ただ、現時点では「臨床試験が始まった」段階であり、「保険適用外での実用化」もされていない。「公的医療保険の適用」は遠いと言える。

そのため、「公的医療保険の適用を目指す」という情報は現時点では大きな意味を持たないと考える。

第5段落は逆接の「ただ」で始まるため、重要な情報が来ると想像する。

iPS細胞のリスクについて説明される。網膜の話題は例なので省略する。

「脳への移植は前例がない」という情報は入れたいところである。

「より「安全」の側に立った判断が欠かせない」という情報は社説のタイトルそのものなので入れるべきだろう。

第6段落は保険の適用可否を除いて入れる。

第7段落の内容は長いため入れるのが難しい。説明には「患者自身の細胞からつくったiPS細胞」と「備蓄してある拒絶反応が起きにくいiPS細胞」を対比する必要があるが、それぞれ1行近くスペースを取ってしまうため、思いきって省略する。

第8段落からは例によって大きな話になる。

逆接の「だが」の前は重要ではないと考える。

第8段落の最後の「iPS一辺倒ではなく~」は一体誰に言っているのかわからない。研究者なのか、官僚なのか、政府なのか。

第9段落では安倍政権の構想について触れている。後半の目標は具体的すぎる上に長いため省略する。

第10段落は結論とも言える段落である。短くして入れておく。

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