8/21の朝日新聞の社説の縮約(27/30)
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1 | 地 | 球 | 上 | の | だ | れ | 一 | 人 | も | 取 | り | 残 | さ | な | い | 持 | 続 | 可 | 能 | |
2 | な | 社 | 会 | づ | く | り | ( | S | D | G | s | ) | を | 、 | 国 | 連 | は | 掲 | げ | る。 |
3 | こ | う | い | っ | た | 包 | 括 | 的 | な | 発 | 想 | を | 浸 | 透 | さ | せ | た | の | が、 | |
4 | 1 | 8 | 日 | に | 亡 | く | な | っ | た | コ | フ | ィ | ・ | ア | ナ | ン | 氏 | だ | 。 | |
5 | 9 | 7 | ~ | 0 | 6 | 年 | の | 任 | 期 | で | は | 、 | 米 | 国 | の | 単 | 独 | 主 | 義 | |
6 | に | よ | り | 、 | 国 | 連 | は | 深 | 刻 | な | 試 | 練 | に | 立 | た | さ | れ | た | 。 | |
7 | そ | の | と | き | で | も | 地 | 道 | に | 歩 | を | 重 | ね | た | の | が | S | D | G | |
8 | s | の | 前 | 身 | の | 「 | ミ | レ | ニ | ア | ム | 開 | 発 | 目 | 標 | 」 | で | あ | る | 。 |
9 | し | か | し | 、 | そ | れ | か | ら | 多 | 国 | 間 | の | 協 | 調 | が | 深 | 化 | し | た | |
0 | と | は | 言 | え | ず | 、 | 自 | 国 | 第 | 一 | 主 | 義 | が | 勢 | い | づ | い | て | い | る。 |
1 | 国 | 連 | 安 | 全 | 保 | 障 | 理 | 事 | 会 | は | 「 | 米 | 欧 | 」 | 対 | 「 | 中 | 露 | 」 | |
2 | の | 構 | 図 | が | 続 | き | 、 | 紛 | 争 | の | 危 | 機 | で | も | 機 | 能 | し | な | い | 。 |
3 | 9 | 0 | 年 | 代 | の | 虐 | 殺 | に | 続 | き | 、 | 再 | び | シ | リ | ア | な | ど | で | |
4 | 被 | 害 | を | 生 | ん | だ | 現 | 実 | を | 加 | 盟 | 国 | は | 恥 | じ | る | し | か | な | い。 |
5 | 国 | 連 | の | 意 | 義 | は | 何 | か | 。 | そ | の | 役 | 割 | と | 機 | 能 | を | 強 | め | |
6 | る | た | め | に | 何 | が | 必 | 要 | か | 。 | ア | ナ | ン | 氏 | の | 死 | を | 機 | に | 、 |
7 | 国 | 連 | を | 立 | て | 直 | す | 道 | 筋 | を | も | う | 一 | 度 | 提 | 起 | す | べ | き | だ。 |
8 | グ | テ | ー | レ | ス | 事 | 務 | 総 | 長 | は | 、 | 多 | 国 | 間 | 主 | 義 | の | 価 | 値 | |
9 | と | 紛 | 争 | 予 | 防 | の | 重 | 視 | を | 訴 | え | る | 。 | 国 | 連 | の | 機 | 能 | 強 | 化 |
0 | は | 、 | 日 | 本 | を | 含 | む | 全 | 加 | 盟 | 国 | に | 課 | せ | ら | れ | た | 責 | 務 | だ。 |
第1段落では、SDGsが示される。これを作る土台作りをアナン氏はしたようなので、入れるべきだろう。
第2段落だけでは「ふさわしい」と考えているのがアナン氏なのか筆者なのかがわかりにくいが、第3段落を読むとこれはアナン氏の考えであることがわかる。
第3段落には「そうした包括的な発想」とある。これが第2段落の「戦争に限らずさまざまな問題に取り組んでこそ平和の行動」という考えに対応する。
この発想を広めたのがアナン氏の功績だという。そのため、「包括的」という言葉は外せないだろう。
また、この発想は国連の目標である「地球上のだれ一人も取り残さない」に通じる。
すなわち、「包括的」というニュアンスは第2段落までかみ砕かなくとも、第1段落の目標に表れている。
そのため、第2段落は省略する。
第4段落では任期が示され、任期中の主な出来事について述べられている。
具体的に書きたいところだが、文字数が足りないため曖昧な表現にとどまる。
第5段落ではアメリカに対抗した国連の動きについて述べられている。
「人間の安全保障」という発想は第3段落の「包括的な発想」とほぼ同じ意味だと考えられる。
そのため、ここで初めて出てくる「ミレニアム開発目標」の説明に文字数を割く。
第6段落は入れたいところだが、長すぎるため省略した。内容は第3段落と同じだと考えてよいだろう。
アナン氏の功績はノーベル平和賞という形で評価されたようだ。
第7段落は現在の状況について述べている。第4段落の任期を縮約に入れたため、「あれから10余年」という情報は不要になる。
第8段落も具体的に説明したいが、ユネスコの正式名称が長すぎる。
安保理が機能していないことを示すのが精一杯になった。
第9段落は安保理が機能していないことを示す例となっている。
第10段落は国連の現状を受けて問題提起をしている。
第11段落は第6段落を省いた以上入れようがない。
第12段落は、現在の国連事務総長の考えと筆者の主張でまとめられている。
事務総長の考えはアナン氏とほとんど同じである。
特に「紛争予防の重視」とあるため、第9段落の内容を入れておく理由ができる。
第12段落には「SDGsとともに」と書かれているが、個人的には国連の意義そのものが問われているのだから、SDGsの実現は二の次のように思える。
もちろんSDGsは重要ではあるが、2030年に国連が存在しているかさえ定かではないのだから(さすがに悲観的過ぎるか?)。
- 作者: 大野晋
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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