Project Gutenbergに『ラ・ロシュフコー箴言集』があった
Project Gutenbergとは、著作権が切れた文章を無料で閲覧できるサイトである。
いわば海外版の青空文庫である。
英語の文章が多いが、フランス語やドイツ語などの文章も多いらしい*1。
『ラ・ロシュフコー箴言集』は資生堂の福原義春氏の本で知った。
数年前に読んだきり遠ざかっていたのだが、久々に読み返してみた。
変わらぬ辛辣さに安心した。
せっかくなので原文を読んでみたいところだが、フランス語は読めない。
せめて英語で読めないかProject Gutenbergで探したところ、見つかった。
英語版 https://www.gutenberg.org/ebooks/9105
フランス語版ももちろんある。 https://www.gutenberg.org/ebooks/14913
箴言は短い上、難しい単語は使われていないため、英語の勉強に向いているかもしれない。
時間を見つけて覚えていこうと思う。
いくつか例を示す。
(90) 世間の付き合いでは、われわれは長所よりも短所によって人の気に入られることが多い。
In the intercourse of life, we please more by our faults than by our good qualities.
(243) それ自体不可能なことはあまりない。ただわれわれには、ぜひとも成し遂げようという熱意が、そのための手段以上に欠けているのである。
Few things are impossible in themselves; application to make them succeed fails us more often than the means.
(LX) 恋においては、あまり愛さないことが、愛されるための確実な方法である。
Not to love is in love, an infallible means of being beloved.
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行動デザインシートでストレスリリーサーに行き着いた話
デスクワークが多いと、画面や紙の活字を眺める機会が多くなる。
このとき、右手はマウスやペン、紙などでふさがっているが、左手は空いている。
私の場合、空いた左手で鼻を触ることが多い。
というのも、アレルギー性鼻炎のせいで年中鼻がムズムズしているためだ。
鼻を触ったり掻いたりしていると、当然鼻の皮がむける。
これはみっともないため、改善したいと考えた。
ただ、鼻にクリームを塗るという程度では対処療法にしかならない。
アレルギー性鼻炎を治すという方法もあるが、高くつくため手が出ない。
鼻を触る癖を矯正したい。
鼻を触るというような、日頃やりすぎている行動や癖を過剰行動と呼ぶ*1。
過剰行動を改善するための手段として、行動デザインシートというものがある。
行動デザインシートは行動分析学に基づいている。
行動分析学によれば、過剰行動が生じる背景には次の4つの原因があるという。
- 行動のきっかけがある、多い(先行子がある)
- ハードルが低い(反応努力が小さい)
- ライバルがない(競合反応がない)
- すぐに効果や楽しみが表れる(強化の関係がある)
これらのそれぞれについて、今どうなっているかを考え、解決策を考えるための表が行動デザインシートである。
今回の場合、表を埋めると次のようになった。
活字を見ないようにしたり、募金するというのは過激だ。また、重りや絆創膏というのは面倒である。
実行しやすいのは「代わりに触るものを作る」ことだろう。
調べてみると、こんなものが見つかった。
アスリープ ファインレボグッズ パープル ストレスリリーサー FX2012RX
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ストレスリリーサーというとなんだか身構えるが、野球ボールより二回りほど小さいサイズのスライムのような物体である。
程よい弾力で、鼻を触る頻度が確かに減った。
触るのに飽きたときはどうなるかわからない。しばらく様子を見てみようと思う。
行動デザインシートは過剰行動の抑制だけでなく、不足行動の促進にも使える。
三日坊主を卒業したい時や、禁煙を成功させたい時には使えるかもしれない。
行動デザインシートについて参考にしたもの
問題解決大全――ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール
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iosの株価アプリで海外の銘柄がヒットしない問題は言語設定を変更すれば解決する
iPadにはデフォルトで株価アプリが入っている。銘柄や指数を登録すればその値動きを確認できる。
東証上場銘柄はもちろん、ニューヨーク証券取引所に上場している銘柄も登録できるうえ、デザインもスタイリッシュなので使っている。
銘柄登録には企業名やティッカーシンボルを使用するのだが、短いティッカーシンボルを持つ銘柄のなかには検索してもヒットせず、登録できないものがある。
このような銘柄はいくつかある*1。わかりやすいのはコカ・コーラ(KO)だった。
東証の銘柄ばかりが表示されるのがわかる。
ティッカーシンボルではなく、企業の正式名称を入力してもヒットしない。
ググっても同じような問題の報告がないため、試行錯誤していると、言語設定を変更することで解決することがわかった。
設定→一般→言語と地域→iPadの使用言語と移動し、
「iPadの使用言語」を英語に変える。
そして、株価アプリを起動すると
先頭に表示された。
登録した後に言語設定を日本語に戻せばよい。株価の登録銘柄は変更されない。
今回は米国株だったが、他の国の銘柄がヒットしない場合もその国の言語に変更すれば表示されるかもしれない。
*1:VTやTなど。ただ、短くてもヒットするものもある