2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧
マーケットで生き残る企業とは 竹中は、なんのためにこの会社が存在するのかを説明した「ミッションステートメント」が明確にならない限り企業はマーケットで成功しないという。 企業とは、あくまで目的を達成する手段の一つである。さらに言えば、目的を達…
この章は投資を主に扱っている。ただ、投資を考える際にはその対となる概念としての消費を考える必要がある。 勉強会や英会話の学習などに支出をすることなどをよく「自分への投資」と言うが、経済学的な投資とは意味が異なる。経済学においてはこれらも消費…
この本が書かれたのは、アジア通貨危機が起きて間もない頃だった。アジア通貨危機とは、1997年7月よりタイを中心に始まった、アジア各国の急激な通貨下落(減価)現象である。 佐藤の疑問は、アジア通貨危機はなぜ起きたのかということである。 通貨危機の始…
自国通貨を持つというのはどういうことなのか? この本が作られた当時はユーロが誕生するかしないかというタイミングだった(現金通貨としてのユーロが誕生したのは2002年)。佐藤の疑問は、なぜ欧州はユーロが必要だと判断したのかだった。 すなわち、自国通…
なぜアメリカはアメリカになり得たのか? 佐藤の疑問は2つある。 アメリカはなぜ他国の問題に当然のように首を突っ込んでくるのか? アメリカ人はアメリカンドリームをはじめとする、ビジネスゲームになぜ躍起になって勝とうとするのか? 少々偏っている気も…
民主主義は税金から始まった? 民主主義は税金の問題から始まっているという。かつては王様の内ポケットと国家財政の区別はなく、無駄遣いされがちだった。すると財政赤字となり、税金を上げる。当然国民の生活は苦しくなり、国が亡ぶ。 そこで、議会によって…
前回の記事では雑談としてのコミュニケーションとして、「聞く」ことに焦点を当てた。 armik.hatenablog.jp 雑談においては、基本的には聞いていればよい。しかし、時には自分の話を求められることもあるだろう。また、自分の話をすることで相手も話しやすく…
(2018/10/15) 段落などが読みにくいため少し修正しました 「コミュ障」という言葉が広く使われている。「コミュ障」という単語が意味するのは、情報の共有が苦痛というよりも、他愛のない雑談が苦手であるということである。 コミュ障(こみゅしょう)とは、…
いよいよ映画の題材となった、首相就任からの動きを見てみる。この記事で扱うのはやはり演説である。 チャーチルが演説を最大限に活用するようになったときに、ヒトラーは逆に演説を行わなくなったのは興味深い事実である。(中略) チャーチルが首相に就任し…
音声入力が実用に足るようになって久しい。そこで、本の内容をいちいちメモに取ったり、キーボードで入力する手間を省くべく、音声入力を使い始めた。 私が持っている入力デバイスは、XperiaZ5とiPad miniである。XperiaではEdvoiceというアプリを使っている…
第10章で見たような、短期的な方法ではなく、自己評価を全面的に改善しなければならないこともあるだろう。それはどうやって行えばよいのだろうか? 自己評価を変えるのは可能である 自己評価は時間や出来事をきっかけに変わっていく。 自己評価が改善される…